2023保護者交流会第3企画「大阪公立大学附属植物園散策 ・・・森の植物園へようこそ・・・」を開催いたしました。
2023年11月23日(土)「大阪公立大学附属植物園散策 ・・・森の植物園へようこそ・・・」を開催いたしました。
今年の朝のドラマで牧野富太郎先生のお話を楽しく拝見しておりましたので、息子の入学した大学に附属植物園があるのを知り、見学できるのを楽しみにしておりました。園長である名波先生の講話では、雌雄異株植物と両性植物の有利不利といったお話から植物の性転換とか、難しいお話をとても分かりやすく教えて頂き、大変興味深く感動致しました。 植物は人類が地球上に誕生する何億年も前から地球に自生し私たちより遥かに長い歴史を持っていて、私たちの方が地球に共存させてもらっていることに、案内して下さった先生のお話から改めて気づかされました。一番印象に残りましたのは、メタセコイヤのお話でした。メタセコイヤが恐竜の生きている白亜紀に生きていた植物であること。1940年代に化石の植物と思われていたのに中国で巨木が発見され、アメリカのチェイニー博士が、その種子を持ち帰り、苗を育て、当時、この植物園の園長をされていた三木先生が保存会を立ち上げてアメリカから百本の苗木を贈られたことがメタセコイヤ再生の始まりだったということです。今、各地にあるのは、日本の先人たちが大切に育て、挿し木で増やしたものと知り、関わってこられた方々の苦労がしのばれ、自然を守り育てていく気持ちを引き継いでいく大切さを学ばせて頂きました。クリスマスツリーに使われるドイツトウヒなどの日常では見慣れない太い幹を持つ木々を見上げ、ゆったりとした時間が過ごせて良かったです。植物を通して、悠久の時間と環境と自身の生活との関わり合いを感じた、有意義な時間でした。子供が成長し、公園や植物園から遠ざかっていましたが、参加された方々との交流もでき、次は家族や友人を誘って歩きたいと思います。沢山の植物からエネルギーをもらい明日からまた頑張れる、そんな気持ちになりました。見学できる機会を作っていただいたことにお礼申し上げます。 (文責:獣医学部保護者 大平明美様)<アンケート(抜粋)>
2年前はコロナ禍中ということもあり、園内のガイドだけでしたが、今回は講義的なお話があり、とても興味深くお聞きしました。もちろん園内のガイドも大変勉強になりました。
園長先生のお話とガイドの先生のお話がリンクしていたから分かりやすかった。
お弁当もとても豪華で堪能させていただきました。
説明を聞きながら散策できる機会はなかなかないので楽しめました。
雌雄異株の植物の優位的なところと、学生の方々の研究を導いておられる先生方の姿勢に感慨を受けました。
大学の研究のための植物園というものがあることを知りました。